心と身体のつながりと、知性について

http://wired.jp/2016/07/12/interview-masao-morita/

あぁ、最近ずっといろいろと考えていたことを、スパーンとはまる表現にしてくれているなぁと感動!

合気道を始めてから3年くらい。
まだまだ自分の身体と心のつながりを見出せずにモヤモヤ。
でも、この方向でいいんだ、続けていていいんだっていう安心感は抜群に感じる今日この頃。

(リンク本文より引用)
知性には2種類あると思っています。ひとつは「自力」の知性。
自分の手持ちのルールを駆使して、巧みな計算によって問題を解決していくようなタイプの知性です。
もうひとつは「他力」の知性。
手持ちのリソースで計算するというよりも、身体を使ってうまく進行中の世界の一部に同化していくようなタイプの知性です。(引用おわり)

そうなんだよね。
知性って、結果を出していくことだけが知性じゃないんだよね。
”自分がそこにある”ということを肯定し、肯定されることも知性なんだ。
「自力」の知性、「他力」の知性。
その「他力」の知性こそ、身体があるからこそできるのだと思うのです。
だから、身体の感度の維持と向上は必須なのだと思うのです。

うつの人が、味がわからなくなるとか、身体を引きずっているような感覚とか、聞いたことがあります。
身体が置き去りにされるんだよね。きっと。
結果にフォーカスする「自力」の知性に偏りすぎて、
「他力」の知性を失ってしまった結果が、うつなのかもなぁ、と。
だから、うつの治療に、森田療法など、身体の感覚にフォーカスする治療が効果を上げてるんだね。

グーグル社など、瞑想を取り入れている会社があると聞きますが。
瞑想も、「自力」と「他力」のバランスを取り戻すのに役立つのでしょうね。

もう少しこの件については、じっくり考えてみたいな。おもしろい。