人は皮膚から癒されるよ。

人は皮膚から癒される/山口創著

セラピストをやっていたり、ベビーマッサージ講師もやっているので。
”触れる”ということの効果効能については、知っているつもり。
それでもこの本を読んでいたら、やっぱり”触れる”ことは大切なのだと改めて心に深く。

誰かがそばで見ていてくれるだけで、安心してチャレンジできる。
誰もがそんな経験をしたことがあるでしょう。
”触れあった記憶”は、その安心をもたらしてくれるのです。
エビデンスもあるらしいですが、みなさんもれなく体感したことがあるでしょうから、疑う必要はないですよね。

現代はストレス社会であって、ストレスマネジメントがとても重要だと言われていますが。
”触れる”ということで、ストレスへの耐性を育むことができるのです。
しかもいつから始めても遅くないし、一度だけでも効果がある。

今の私は、隙があればハグしたくなる人なのですが。
中学生ごろまでは、笑い方を知らない人でした。
愛されていなかったから、ではなくて。
優等生すぎて、真面目すぎて、笑うことを忘れてしまっていたのです。
気を抜くことを忘れてしまっていたので、”触れる”ことは危機に身を晒すことでしたから。
そんな私も紆余曲折ありまして、周囲の人に育まれ直し、今じゃ”ハグ万歳!”
なので、人に触れることが”今は”怖い人も、ご心配なく。
あくまでも”今”だけですよ。何とかなります。

この本のステキなところは、”触れる”ご利益だけではなく、
”触れる人”、”触れられる人”の関係
”触れるの怖い人”
”触れる相手がいない人”
”触れる技術の話”
”っていうか、触れなくてもいい話”
などなど。
人がストレスと立ち向かっていくために必要なことが広く書かれているのです。

最近のマイブームが、人工知能の未来だったりするものだから。
逆にアナログな、触感的なこともバランスよく頭に入れておきたいなーと。
あと、来月からベビーマッサージ教室も再開するしね。

人工知能についての話はまた次の機会に。