カテゴリー別アーカイブ: 本を読む

今日のお伴は”不便益”

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今日の通勤のお伴さん。
ながーいタイトルに惹かれますね。フフフ。

最近の私の興味の方向が、人工知能と人間と身体と私、あたりなのですが。
こちらの”不便益の本”は、人工知能がもたらしてくれることとか、人間が受け取れることとか。
人間ができて、機械ができないこと、機械ができるけど、人間がすること。
世界の動きのスピードに目が回りそうな人に、安心して立ち止まるきっかけをくれる本。
立ち止まる時間も、自分を育む時間。

AIに支配される未来が来るんじゃないか!という怖れに対する自分なりの答えが、
ようやく最近ピタリとはまった感があるのです。
それは、とてもシンプル。
”AIに支配される世界に私は生きない。それで、いい。”
もうちょっとちゃんと書けば、情熱は・・・とか、問を立てることは・・・とか、身体感覚が・・・とか。
いろいろな言葉はあるのだけれどね。
ここはあえて一言で。

そう。
この本、インプレスとミシマ社が立ち上げたあたらしいレーベル”しごとのわ”からの出版。
仕事をあたらしい視点で見つめてみる本が出版されています。
このレーベルの本で、最初に読んだのは”小さな会社でぼくは育つ”(神吉直人著)だったのだけれど、
そちらもとてもステキな本でした。
その本の話は、また別の機会にでも。

滑空する身体

先日、甲野善紀先生の著書(できない理由は、その頑張りと努力にあった)を読んでいたときに、
”床を蹴らずに間を詰める”という件がありまして。
床や地面を蹴って動くことによってかかる時間的ロスを省くため、
前傾して膝を曲げて、曲げた前足に重心をかけるのだけれど、
その重心をかけた足から前に出る、というもの。

常識で考えれば、重心をかけている足から前に出るなんて無理じゃ?
そうですよね。
重心を前足にかけていたら、次に出るのは後ろ足、なはず。
後ろ足で地面を蹴って前に進む、はず。
でもそこには、時間のロスが。
もちろん、数ミリ秒の単位のロスなんですけれど。
そうは言っても、矢が飛んできて避けなければいけないときには、その数ミリ秒単位が重要です。
(いや、そんなシーンはないって??)

実際やってみると、その感覚がとても面白い。
本にも”相手に向かって倒れこむようにして(中略)滑空するようにして前進する”と書かれていますが。
まさに”滑空する”のです。
まるで自分が飛行機の流線形の機体になったかのように、空気の間を滑りぬけるような。
完璧な空気の切れ目を縫いながら滑っていくみたいな。

そういえばこの感覚、クンルンネイゴンの中にも同じような感覚を得られるものがあったなぁ!
この地球上で生きている限りは、とりあえず重力があり、身体があるわけで。
それを踏まえたベストな身体の使い方があるのでしょう。
いろいろな道がありますがやっぱりどこかで繋がるのだろうな、と思うのです。

身体を鍛えるとか、修行するとか、それぞれの好みはあるのでしょうが。
少なくとも他の誰のものでもなく自分の身体と折り合いつけるのは、大切なことなのだと思いながら。
日々仕事に合気道に余暇に励むのです。

パラレルキャリアの歩き方。ナカムラクニオさんの本たち。

蜀咏悄 2017-04-19 6 31 26

最近、読書熱に火が付きました。
ので、以前から気になっていた本をザクザク読んでいます。

ナカムラクニオさんは、荻窪にある”六次元”というカフェというか古書店というか居場所というか。
不思議な”場”を提供している方。
村上春樹氏の読書会なんかも開いているカフェでもあったり。
いろいろなイベントが開催されているのです。
ナカムラクニオさん自身がパラレルキャリア(本業とは別に副業を持っている、”六次元”も副業の一つ)持つ人。

自分がこの世界で生き(活き)ていくために、
自分が食べる術を持つこと。(ライスワーク)
自分の居場所を持つこと。(ライフワーク)
自分のワクワクを作ること。(ライクワーク)
この3つを自分の中のベストなバランスで作っていくこと。

あぁ、本当に大切でワクワクする言葉たち。
そして、それを実現するために必要なこともあますことなく書いてあるなんて!
私自身も今は本業と副業を持つパラレルキャリアな人。
ちょっとそれぞれを整理したいなぁ、と思っていた今日この頃。
各章ごとに”問いかけ”があって、その”問いかけ”に答えていくと、
気づけば自分のパラレルキャリアがクッキリと見えてくるという仕組みの本。

シングルキャリアな毎日が、なんとなくグレーに見えてきた人。
パラレルキャリアだけど、それぞれごちゃごちゃになってしまっている人。(←私)
おススメな本です。

あたらしくセラピストとして活動を始めてから今まで、いろんな起業の本とかセミナーとか見聞きしましたが。
本当に必要なことは、たぶん、この本にすべて書かれているような気がします。
商売っ気なさすぎてビックリするくらい、セミナー10個分以上の内容が詰め込まれていました。
無知って、ホント怖いのね。。

カラダにいいこと大全

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最近は図書館で事足りているので、本を買うのは久しぶり。
女性のカラダを整えるヒントが106個入っている本。
例えば、”わき腹を伸ばす”とか、”自分の冷えを自覚する”とか。
一つ一つは小さなコツだけど、それが106個。
小さなコツだからこそ、試してみたくなる。
小さなコツの一つ一つは知っていることばかりだし、もっと深く知りたいよ!とい人には向いてないかな。
でも106個サラリと揃えられると圧巻なのです。
自分のちょっとした不調にアプローチする方法が少なくとも106個もある!ということが、なんだか嬉しくなる本だなぁと。
自然療法、東洋医学満載なので、すべてのコツがとても優しいです。
お守りみたいな本です。

ちなみにこの本の監修者は、ふくらはぎを揉むと健康になる!という健康法で有名な先生ですよ。

チベット体操も良さそうだ。

「チベット体操」というワードだけ頭の片隅にあり。
ちょうど手元に本があったので読んでみました。
いやいや、チベット体操を始める、というわけではなくて。

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チベット体操とは、5つの動作(体操)を行うことで、若返る!というものらしい。です。
正確に言うと、もう2の動作が加わるのだけれど。

この一冊を読んだ限りでは「うん。良さそうだ。そりゃ、良いだろう!」という感じ。
私自身クンルンネイゴンをゆるゆる実践しておりますが、それを習った時に感じた、人間のカラダの捉え方というか、そういうものがつながっているような気がしました。

いずれにせよ、この本にも”しっかり”書かれていますが。
実践、実践、実践!ですね。
チベット体操を実践して、自分のカラダがどう感じるか。どうマインドが動くのか。
それを体感しなければ、ホント、ただの作業と変わらないですよね。

チベット体操も、クンルンネイゴンも、合気道も。
いろんなアプローチがあるけれど、結局自分自身に還るのですよね。。

「職業としての小説家」と職業としてのセラピスト

台風の猛威が襲っている中、この本が届きました。
いろいろと話題になっている本ですね。

以前から、「春樹さんの本」が好きです。
基本的に、読んだ本の内容は、すっかり忘れるタイプです。
なので、どの本が好き?と聞かれると困るのですが、
読んでいると、独特の音楽が流れてくるような。
その心地よい感覚が、好きなのです。
それを体感したくて、本を読んでいる感じです。

この本、エッセイです。
春樹さん、作家生活35年!ですって。
35年経ったからこそ、書けることが丁寧に。
小説は小説なので、あまり作家本人の人柄までそこまで興味はないのですが。
(興味がない、というよりは小説と作家は別個だということね)
あらためてこの本を読んで、「春樹さん」も好きになりました。

春樹さんの仕事への向き合い方。
強みを活かす、にも深く静かな覚悟がある。(←コレ、私の意訳)
これ、どんな仕事にも通じるな、と。
少なくとも、私の仕事への向き合い方は、
春樹さんのようでありたい、と思います。

そして、実は12章から成るこの本。
私が最初に読んだのは、最後の12章。
春樹さんが、河合隼雄さんと出会う話。
河合隼雄さんは、心理学の世界ではとても有名な方。
臨床心理家として、人の心に寄り添い続けた方。
春樹さんとの出会いのエピソードから、
隼雄さんの人柄を伺い知ることができて、
さらに隼雄さんに対する憧れや尊敬が深まりました。

ノーベル賞が獲れる?!と毎年騒がれるほど世界中で有名な春樹さん。
その人が今、どんなことを考えているのか知ることができるこの本。
ただ、私にとっては。
この本の文字を追っている時に流れる感覚が、
とてもとても心地よかったのです。
それは、春樹さんの小説を読むときに得られるのと同じような心地よさ。

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