本棚をつくること

機械学習(いわゆる人工知能)を使って、ネット上に溢れるニュースの中から、注目すべきニュースを提供する会社、Smart Newsという会社が、本棚を紹介するというイベント(アラン・チューリングの銀河系)に参加しました。

たった3人から始まった会社が、今や50人を超える社員を抱え、オフィスも広いところへ移転。
そのタイミングで、会社の元々のマインドやスピリットを継承していくために、それを表すような存在としての本棚。
そしてその象徴としての人が、チューリング。
チューリングは、暗号解読者としても有名な数学者ですが、自ら道を切り拓いていった人として。
本棚は、チューリングを中心に、数学や哲学の歴史に触れ、人工知能や認知に対する研究の未来に向かう本が並んでいました。

本棚をつくろうと考えたスマートニュース社代表鈴木健さん。
本棚を設計したデザイナーの小石祐介さん。
本を選んだ数学の独立研究者 森田真生さん。
それぞれにそれぞれの想いや考えがあって、必ずしも一致していなかったり。
でも本棚には、その差異だけでなく、これから本棚が人に使われて育っていく幅すらも包み込む懐の広さがあり。

懇親会では、本棚をデザインした小石さん、社員の人に話を聞いたりできました。
(本当は森田さんにも聞きたかったけど、タイミング合わず断念!)

そこに本棚がなかった時と、出来上がっている今。
実際そこにある本を読もうが読まなかろうが、「ある」ということだけで、もうすでにパーフェクト。
これから本棚がみんなに使われて、もしかしたらまったく違うラインナップになったとしても、きっとパーフェクトなんだろうなぁ、と。
複雑系で有名な教授の池上高志先生もいらしていて、ダークサイドな感じも欲しい!とコメントされていたけれど、きっとそれもこれからそのエッセンスも増えていく?!?!と期待しつつ。。
また変化した本棚を覗かして頂けるイベントがあったらいいなー。

image
本棚は、一つの部屋にとどまらず、次の部屋へと続く。。

image

懇親会では、チューリングボンベという機械をイメージした軽食が!
もう、かわいい!!

image

本棚づくりのプロジェクトを冊子にしてしまう!
「本棚を作りたいと思った。道草のような本棚を。」という言葉から、代表の想いが感じられる冊子。